デモや過去検証にはない感情リスク
今週は、ドル円が上抜けましたね。これにより来週も大きく動くことが予想されます。
今回は、取りこぼし、乗り遅れることへの恐怖について、私が特にボルテージが上がりやすい状況2点から、まとめていきたいと思います。
ケース1
丸1日掛かりで待ちに待ったチャンスが近い場面。
わずか数分、ふと目を離した時に限り、絶好のエントリーポイントが出現し、思惑の方向へブッ飛び、時既に遅し。
ケース2
いざエントリーし、思惑の方向へゆっくりじわじわ伸びたあと、急激に戻されて建値撤退。しかし、撤退したその瞬間から、再び思惑の方向へ爆伸びした時。
特にケース2。
イライラボルテージが一気に上がり「なんであんな所でブン投げたんやー!!」ってなります。
この急激に戻されるのが苦手で、もっと余裕を持ってラインを明確に超えて固めるまで見届ける精神力が必要なようです。
これらを連続して喰らえば、見事にメンタル丸焦げになる方も多いと思います。
重要なのは、その後の行動です。
①イライラからの目線の極小化
②「ちょっと損になるけど、まだ間に合う」という飛び乗り誘発。
③エントリーしたい気持ちが爆発し、不安要素を軽視したエントリーや、要素が甘いところでのエントリー誘発。
これらは過去検証やデモ口座では絶対に現れない心理状態であり、このような感情リスクは とてつもなく大きな壁となります。
では、その感情リスクとどうやって向き合い、コントロールしていくのか。続きは下記。
では、今週も変なエントリーを減らすべく、リアルトレードを抜粋してまとめていきます。
このブログは、自分のミスによる悪いトレードを減らす為の振り返りです。
新たに自動水平線インジケータを導入しました。
FXR_SR_ZONES
独自用語や手法についてはこちらから↓
瞬間的に高速反発してカット(0.6 pips)
ケース2のクソトレード。
チャートをあとから見れば、何故カットしたのか理解できないが、リアルな動きでは、ダブルボトムで刈られる動きに見える。
上部の水平線まで耐え、本当にこんなトレードは無くさなくてはならない。
【敗因】
取りこぼしの恐怖による、焦ったエントリー。
しっかりとレンジ抜け確認後でエントリーしないと、反発する。
今週のまとめ
取りこぼしや乗り遅れることへの恐怖。
この感情は、マイナス思考から訪れます。
考えを改め、
【狙っていたポイントは、やはり正しかった】
【毎回、このポイントを狙おう】
このようにプラスに考える習慣をつけるだけで、トレードが崩れだすことは激減します。
さらに、上手く感情リスクと向き合うため、
①ヒートアップしている自分に、早く気づくことが大切
②感情は、自分の内側からくるので気付きにくい
③感情もリアルタイムでトレードノートに記録し、外側に出すことで早く気付ける
過去検証やデモだけをやっていても、一番難しい感情リスクに対する自己分析能力は磨かれないので、並行して取り組むことが大切ですね。
勝っても勉強、負けても勉強、見送っても勉強。
早くも6月です。頑張っていきましょう!!
自分への言い聞かせでもあり、同時に読まれる方の何かの気付きになれれば嬉しく思います。
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